世界でのシェアNo.1と言われるShopifyは、ECサイトに必要な機能を提供するアプリや、デザイン性の高いテーマ(雛形)の種類が多いことも魅力です。
サイトデザインは、お客さまにショップを印象付ける重要な要素ですから、こだわりを持っているEC運用者も少なくないでしょう。
そこで今回は、Shopifyテーマの選び方のポイントや、使い方などについて解説していきます。
Shopifyには、サイトのデザインを簡単に変更できる「テーマ(雛形)」があります。
テーマはどれもカスタマイズ性が高く、パズルのようにデザインを構築できるので、複雑なプログラミングなどは不要です。
Shopifyが公式に提供するテーマのどれを利用しても、ほとんどの場合簡単にクオリティの高いECサイトが作れます。
70種類以上の無料テーマが用意されており、有料テーマは約1万円から2万円程とリーズナブルな価格。
プラットフォームサービスを利用し、提供されているテーマを活用することで、WEBサイト構築における費用を大幅に削減することができます。
販売商品にあったデザインか
Shopifyテーマは、デザイン性の高いものが多いですが、気に入ったデザインのものを使っても、ショップ全体のバランスが悪くなってしまう可能性があります。
テーマのデザインやスタイルが商品に合っていないと、ユーザーから見て印象が悪くなったり、ブランドのイメージを崩すことにもなりかねません。
ストアにおけるテーマのデザインやスタイルは、いわばお店の外観や内装のようなものなので、訪問したユーザーに好印象を与えることが重要です。
自社や商品のイメージを分析し、そのイメージに合ったテーマ選びを心がけましょう。
有料か無料か
どのテーマを使っても、色やフォントスタイルなどはカスタマイズできるため、テーマのデフォルトカラーやフォントだけで有料か無料かを決める必要はありません。
また、Shopifyでは無料テーマだからといって機能性が低いということはなく、Shopifyのサポートも受けられるため、予算やサイト運営のフェーズ(初めたばかりかリニューアルか等)によって決めても問題ありません。
最初は無料テーマで始め、売上が伸びてきたら有料テーマに切り替えるという選択肢もあります。
必要な機能が揃っているか
機能についても必ず確認しておきましょう。初期コストがかからない無料テーマを利用したあと、「必要な機能がなかった」というケースも考えられます。
たとえば、最後に紹介するShopify有料テーマの「Empire」ですが、こちらは取扱商品が多いストアにおすすめのテーマです。
商品が多い場合、検索機能が充実しているため、ユーザーの商品選びに役立つでしょう。
このように運営側の利便性も大切ですが、ユーザーがショッピングしやすい機能についても検討することがも考慮に入れテーマの選定を行いましょう。
トップページ以外も問題ないか
テーマを選ぶ際に、トップページだけをみて判断するのではなく商品一覧ページ、商品詳細ページも必ず確認しましょう。
トップページはイメージ通りだったけれど、商品詳細ページは画像やテキストが足りないといったことがあるかもしれません。
一度ユーザーになったつもりで、テーマのプレビューページをみることもおすすめです。カテゴリーや商品詳細ページ・カートのデザインなど、チェックしてみましょう。
ここからは、Shopifyの無料テーマおすすめについて紹介をしていきます。無料テーマといえどデザイン性やカスタマイズ性は洗練されており、EC運用を始めたての方なら十分満足できるクオリィテがあります。
- Dawn
- Crave
- Craft
- Ride
- Colorblock
- Taste
- Sense
- Studio
各テーマの詳しい解説はこちら
ここからはおすすめの有料テーマのご紹介をしていきます。
数ある有料テーマの中から13まで絞りましたので、ここから自分のショップに合ったテーマを探してみてください。
Prestige
「Prestige」はプレミアムでハイエンドなブランドイメージをアピールするのに適した有料のShopifyテーマです。
「Prestige」の特徴のひとつは商品画像の表示やボタンアクションにあります。商品画像をマウスオーバーしたときに、動きを与えることができます。
またデフォルトでも商品画像の表示サイズが大きく、高解像度の商品画像の掲載により、商品の細部までしっかり伝えることができます。
レビュー数も多く、高評価率も高いテーマの一つです。
外部リンク:Shopify Theme Prestige
Empire
Empireは、eコマースサイトの構築を豊富に手掛けているPixel Unionがデザインやサポートを行っているテーマです。
世界最大級のECサイトであるamazonをモデルにしており、大規模なECサイトや膨大な数の商品を扱うサイトに適しています。
外部リンク:Shopify Theme Empire
Warehouse
「Warehouse」は中規模から大規模のECサイトで、多数の商品を扱う店舗に適している有料のShopifyテーマです。
シンプルなグリッドレイアウトで、商品閲覧時の挙動や、スマホでのグローバルナビにも工夫が施されています。
画一的に商品が表示され、カタログとしても見やすいデザイン。
また難しい実装なしで在庫の残りなども表示させることができます。
外部リンク:Shopify Theme Warehouse
Parallax
特徴は視差効果を用いたデザインです。
視差効果を用いることで立体感や奥行などを演出することができます。
そのようなショップデザインのおかげで、自然とお客様の購入意欲が高まるのがParallaxの魅力です。
また、サポート面でも非常に評価が高いので、安心して使用できるテーマとなっています。
外部リンク:Shopify Theme Parallax
Split
縦型のスライドとなっているため、商品に対して画像をより多く使用したい場合におすすめのテーマです。
また、インスタグラムのアカウントを埋め込むことが出来るため、インスタグラムにて商品の情報を発信しているショップにもおすすめできるテーマとなっています。
外部リンク:Shopify Theme Split
Fashionopolism
洗練された印象を与えることのできるテーマです。
製品に焦点を当てながら、インパクトのある画像を使用してユーザーに視覚的に訴えることができます。
また幅広いオプション機能も充実しており、顧客がサイトを離脱しにくいよう工夫することが可能です。
外部リンク:Shopify Theme Fashionopolism
Motion
Motionは、商品の紹介に動画やアニメーションを使用したい場合に最適なテーマとなっています。
また、使用する商品画像も高解像度のものを使用することが可能です。ブランドイメージをしっかり伝えることのできるサイトに仕上がります。
外部リンク:Shopify Theme Motion
ECサイトのデザインは、ユーザーの信頼性や購買意欲を高める点でも重要です。
Shopifyのテーマは、Webサイト制作の専門的な知識がなくても、デザイン性の高いECサイトになるでしょう。
さらに、ECサイトに必要な機能もそろっているため、テーマを活用することで、効率的なECサイトの運用にもメリットがあります。
最後に紹介したおすすめのテーマも参考に、Shopifyを活用してECサイトを制作してみてください。