Shopifyでの運用を始めて、デフォルトの配送機能が使いずらいと感じることはあるかと思います。
実際に、デフォルトの配送機能の状態では、クライアント様に提供したい機能がないことがよくあります。
そこで今回は、配送の設定を円滑にこなしてくれる配送アプリを「国内発送」、「海外発送」に分けて紹介していきます。
複数の配送業者を一元管理できる
国内配送業者の代表的なものとして、ヤマト運輸や佐川急便が挙げられます。
また、海外への発送では、日本郵便やDHLがよく利用される業者です。
これらの配送業者を、アプリ上で一括管理できます。
従来は、各配送業者ごとに管理する必要がありましたが、アプリを利用することで簡単に管理できるようになりました。
ただし、配送アプリによって対応可能な配送業者に差異がある場合があるため、アプリを利用する前に、管理対象となる配送業者を確認することが必要です。
国内と海外の発送に対応できる
配送アプリを使えば、海外配送の送料計算や配送ラベル、発送完了メールなどの機能に加え、国内外問わずどこへでも配送対応可能です。
ただし、配送アプリごとに、対応エリアや料金が異なるため、自分が配送を行いたい場所のエリア内に含まれているか、料金は妥当な範囲内に収まるかなど、チェックが必要です。
受注と発送の業務を連携できる
配送に必要な作業を一括で管理できる、注目の配送アプリがあります。
注文処理やラベル作成、集荷、更には配達日時の指定まで、全てアプリ内で簡単に行えます。
ただし、配送アプリによって機能や料金が異なるため、利用前には事前に詳細を調べる必要があります。
自分に必要な機能はどのプランに含まれているか、しっかり確認しましょう。
ここからは国内配送でのおすすめアプリを紹介していきます。
配送日時指定.amp
各配送業者には、大胆に、配送時間帯を設定することができます。
製品を直接預けることもできます。プラス、商品種類や数量に応じた配送日を指定できないようにすることもできます。
Order Printer
請求書、領収書、明細書を簡単に一括印刷することができます。
独自のデザインを自由自在に作成することができ、多数のテンプレートが用意されています。
また、ロゴの使用も可能なので、ブランドイメージを強化したい企業様に特におすすめです。
配送&注文サポーター
Order Printerは、EC事業者に対する配送に関わるあらゆる複雑な問題を、勇ましく解決してくれるアプリです!
カートページに設置するアンケート機能により、配送を望む期日や時間帯、さらにはオリジナルのラッピングに関する希望を、顧客に完璧にヒアリングすることができます。
さらには、注文を確定したら、得た回答を完了メールに自動的に表示することも可能です。
Japan Order CSV
Japan Order CSVは、日本の決済サービスにも大変スマートに対応しており、クレジットカードや銀行振り込み、コンビニ決済、PayPalなどの支払い方法を使用し、カスタマーの注文情報を効果的かつ迅速に管理可能です。
CSV形式で注文情報をエクスポートすることができるため、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便などの国内配送事業者とのデータ共有も無駄なく簡単です。
加えて、日本の税制にも対応し、消費税率の変更に必要な柔軟性も持ち合わせています。
ここからは海外発送でのおすすめアプリを紹介します。
Ship&co
Ship&coは、Shopifyの営業データを、リアルタイムで同期することができます。
国際発送に関する費用の概算は、瞬時に認識できます。
更に、追跡番号の自動同期により、発送通知メールも同時に自動送信できます。
easyRates: 日本郵便
easyRatesは、積極的に海外展開する企業のために開発された、海外宛の配送料金を自動で算出できるプログラムです。
そして、配送方法についても適切なオプションを提供できます。
多くの競合に比べ、easyRatesの利点は、適切で効率的な配送オプションを選択するための選択肢が限られているため、顧客に無駄な迷惑をかけないということです。
easyLabel: 日本郵便
easyLabelは、Shopifyの管理画面内で注文数、価格、配送重量などを編集可能にする、思い切ったツールです。
さらに、easyRateとの連携により、注文のフルフィルメント作業も効率的に行えます。
OPENLOGI
OPENLOGIは、注文を確定した後の商品の梱包、発送、および配送業務全般を一括請け負いするサービスです。
国内向け配送サービスを主に提供し、それだけでなく海外発送も可能です。
さらに、初期費用も月額料金も無料のため、スモールビジネスでも費用を抑えることができます。
また、簡単なWebサイト登録を3分ほどで完了し、即日配送を利用することができます。
必要なアプリの機能を選ぶ
ECサイトの運営において、最適な配送アプリを選択することが求められます。
自社のECサイトに合わない機能が搭載されているアプリを利用することは、効果を享受することができず効率を落とすことがあります。
こういった事態を避け、適切なアプリを選択することが肝要です。
海外配送では関税に対応する
海外進出をする上では、関税ルールが国内と異なるため、適切に関稅を処理する配送業者を管理できる実用的な配送アプリケーションを選択することが重要です。
こういった選択は、効率的なビジネスプロセスの確立に重要な貢献をします。
海外配送では為替レートも把握する
為替相場の変動に対応することは、勇気と決断を要求する重要な点です。
例えば円高や円安といった相場の変動は、商品の実質的な価格にも大きな影響を与えます。
しかしながら、為替変動が儲けを減らしてしまったとしても、自社のビジネスを安定的に成長させるために、最適な販売価格や送料を設定することが重要です。
今回、効率的な配送業務を行うためにShopifyの配送アプリを紹介してきました。
国内、あるいは海外発送向けにも多数のアプリが存在し、選択は難しいかもしれません。
しかし、自社ECサイトの特徴に基づいて適切な配送アプリを導入し、自社予算に適した料金プランを選ぶことは必須です。
海外発送には関税や為替レートの変動などがあり、販売価格や送料設定にも注意が必要です。
今後は、海外に向けた配送で新規ユーザー獲得がますます重要になっていきます。
最適な配送アプリを選び、効率的な配送業務を目指しましょう!