ShopifyでECサイト開設を予定している事業社様の中には、テーマ選びに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか？
サイトのデザインは、自社ブランドや顧客が持つ商品イメージに大きな影響を与えるため、EC運営において非常に重要な要素となっています。
Shopifyには無料テーマと有料テーマの2つがありますが、初期費用を抑えたい場合には、無料テーマから始めるのがおすすめです。
無料テーマといえどデザイン性やカスタマイズ性は洗練されており、EC運用を始めたての方なら十分満足できるクオリィテのものも多くあります。
今回は、ECを始めたての事業者様に向けて、Shopifyの無料おすすめテーマ8選をご紹介します。
Shopifyテーマとは、テンプレートを使用してデザイン構築ができるShopifyのサービスです。
初心者でも操作がしやすく、カスタマイズも簡単であるため、多くの事業者がShopifyテーマを利用しています。
外部リンク：Shopify Theme
本来デザインは、デザイナーやプログラマーに制作を外注するのが通常ですが、テーマを利用すれば、かける労力も費用も削減できます。
ShopifyでECサイトを立ち上げる際にテーマ選びは非常に重要になります。
ではテーマ選びを失敗しないためには何をすればよいのでしょうか。
ここではテーマを選ぶ前にやっておくべきことについて解説してきます。
サイトに欲しい機能、自社のコンセプトを明確にしておく
自社のECサイトを制作する前に、ブランドの方針やサイトに必要な機能、各ページに掲載する情報などの必要事項を事前にまとめておくことが重要です。
そのためには、掲載する情報や顧客にアピール内容を「整理」しておく必要があります。
方針がぶれてしまっては、ページごとの掲載内容にばらつきがでてしまうため注意しましょう。
情報を整理するポイントとしては、サービスが成立する上で必要不可欠な機能・競合サイトらが共通で持っている機能・逆に競合サイトのどこにもない機能などという観点で洗い出していきます。
「どのような機能が必要かわからない」または「デザインが思い浮かばない」場合は、理想とする他者のサイトをいくつか見て回るのも1つの手段です。
自社のコンセプトやカラーによっても、画像の配置や配色、文体が変わってきます。
必要な機能や掲載するべき情報やブランドの方針などがあやふやだとサイト自体もあやふやになってしまうため、要件定義の整理は必ず最初に行いましょう。
販売商品や打ち出したい世界観とテーマの雰囲気があっているか見極める
店舗のデザインやレイアウトは、顧客にとって大切な判断材料になります。
特にECのみでの事業展開を考えられている事業者様は、店舗のイメージやブランディングを決定づけます。
そのため、サイトの雰囲気が会社や商品とマッチしているかという点は非常に重要です。
実際サイトデザインやレイアウトは、顧客が商品をクリックしたり購入したりするコンバージョンやサイトの信用性にも大きく関係します。
自社の世界観を表現できるテーマを選びましょう。
ここからは、Shopifyで特にお勧めできる無料テーマを８つ解説していきます。今回解説するテーマは以下のテーマです。
- Dawn
- Crave
- Craft
- Ride
- Colorblock
- Taste
- Sense
- Studio
Dawn
Dawnは、大きな画像や動画を効果的に利用することで、ユーザーの視覚に訴求できるのが特徴です。
衣料品・アクセサリー、ベビー用品、ヘルス＆ビューティー、ホーム＆ガーデンに適しています。
デザインのトレンドを抑えつつ、ページスピードも速いです。
ドラッグ＆ドロップでセクション・ブロックを作成できるため、特別なコーディングの必要もなくストアのカスタムページを作成することが可能です。
Dawnには、画像、商品、ビデオ、引用などのための柔軟でデザイン性に優れたブロックが用意されています。
外部リンク：Shopify Theme Dawn
Crave
Craveの特徴は、大胆な色使いとアニメーションで、ブランドの個性をアピールできる点です。
モバイルに最適化されたレイアウトとダイナミックなチェックアウトオプションで、購入者がどこにいても対応できます。
サイトデザインで商品の良さを伝えることにも長けており、お菓子の通販や、食品ECなどに多く採用されています。
外部リンク：Shopify Theme Crave
Craft
Craftは、非常にシンプルなデザインのテーマとなっており、ゆとりのあるスペースとエレガントなタイポグラフィを含む、繊細かつ洗練されたデザインのテーマです。
画像、商品、ビデオ、引用などのための柔軟でデザイン性に優れたブロックが付属しており、家具や食器などを扱うECサイトにおすすめです。
シンプルで雑音の少ないデザインにより、自社のブランドを大事にしたい事業者様におすすめのテーマです。
外部リンク：Shopify Theme Craft
Ride
Rideは、スポーツ用品におすすめのテーマです。
スタイリッシュな配色と躍動感のあるレイアウトが特徴で、ダークな背景と大胆なタイポグラフィ、アクセントカラーを組み合わせてポップな演出が可能です。
左右非対称なデザインが画像と長い文章の組み合わせをスタイリッシュにまとめ、ブランドのストーリーテリングに最適化されています。
外部リンク：Shopify Theme Ride
Colorblock
Colorblockは、シンプルでニュートラルなデザインのテーマとなっており、アパレルECなどにおすすめのテーマです。
無料テーマには珍しくメガメニューと高度なフィルタリング機能があり、あらゆる商品やコレクションまで辿り着きやすくなっています。
「色」に重点を置いたテーマで、自社ブランドのテーマカラーが決まっているブランドにはぴったりのテーマです。
外部リンク：Shopify Theme Colorblock
Taste
Tasteは、大胆な見出しと細いストローク、控えめな背景にハイコントラストなカラーパレットで、商品のビジュアルや存在感を感じさせるデザインになっているのがポイントです。
柔軟なデザインとカスタマイズ設定で、ブランドビジョンに合わせた体験の設計が可能です。
食品ECにおすすめのテーマとなっています。
外部リンク：Shopify Theme Taste
Sense
Senseは、柔らかなグラデーションと購入者を優しく導く曲線要素で、あなたのブランドや商品を目立たせる、コスメECにおすすめのテーマです。
商品画像にカーソルを合わせると、事前に設定した動画を流すこともできるのはSense独自の仕様で、視覚的に商品の良さをアピールできます。
外部リンク：Shopify Theme Sense
Studio
Studioは、スタイリッシュなタイポグラフィとカラフルなアクセントで、キービジュアルを全面に押し出したトップページが特徴のテーマとなっています。
アートや、ガジェットなどビジュアルで惹きつけることのできる商品をご用意のECサイトには最適なテーマです
外部リンク：Shopify Theme Studio
Shopifyの無料テーマは、ECサイトの初期費用をなるべく抑えたい事業者におすすめです。
デザインを一から制作し、構築するとなると、数百万単位で初期費用がかかります。
Web知識があまりない事業者様の場合、最初からデザインに多額のコストをかけることには大きなリスクがあるので、無料テーマで初期費用を抑え、ビジネスを展開していくのがベストです。
無料であってもECストア運営に必要な機能性は、十分に備わっており、不利になることはありませんのでご安心ください。
Shopifyの無料テーマは、費用はかからないのにデザイン性が高く、洗練されたUIで多数の事業者に利用されています。
無料テーマは有料テーマと比べてサイト仕様面で劣る部分もありますが、ECストアに必要な機能性は十分に備えています。
デザイン制作にかかる初期費用も抑えられるため、最低限の投資でクオリティの高いサイトを構築が可能です。
無料テーマのメリットとデメリットも考えながら、自社ブランドに合ったテーマを選んで、ECサイト、サービスを作り上げていきましょう。
